古代の中国で流通していた中国古銭が自宅に眠っている、という人もいるかもしれません。興味や関心があまりない人にとっては、その価値はあまりよく分からないでしょう。しかし世の中には趣味で収集していたり、希少性の高いものを中心に集めていたりするコレクターも多くいます。
もし価値のわからない中国古銭を持っているのなら、一度プロに鑑定してもらうのがおすすめです。中国古銭は骨董品の買取をおこなっているお店で扱いがあるほか、古銭や古紙幣の買取をメインにおこなっている専門店でも扱っています。「咸豊通宝一百」と呼ばれるものは、30万円以上の値段がつくこともあり、「中央造幣局金錠」も20万円近くの値段がつくことがあります。日本の古銭とも違う形のため、これは何だろう？と思うような古銭を持っていたり、いつの物かわからない中国古銭を持っているのなら、鑑定に出してみると思わぬお宝の存在に気づかされる可能性もあるでしょう。
中国の切手に注目が集まる現代、これは中国の貨幣や古銭なども同じことが言える、このように呼ばれているものです。古銭や切手の価値は状態や希少数などで決まるといわれており、古い時代だから高額な値段が付くとは限りません。ただ、古い時代の中国古銭にはレアなものも多く、１枚で数十万に及ぶものも少なくありませんし、鑑定がしっかりできるお店を使えばその価値は最高なものになる、高価な値段で買い取って貰えます。
中国古銭の中には、お金とは思えない不思議な形状になっているものもあります。例えば、紀元前379～221年頃に流通されていた三字刀など刀のような形状になっているもの、同じころに流通されていた空首布も鍬のような形などからも、小道具のミニチュアなのではないか、このように思う人も多いのです。また、日本の穴空き銭と同じものも中国古銭には多数あり、1851～1861年の中で流通が行われた咸豊通宝は現存数も少ないためレナな中国古銭の一つです。